2017年10月15日

リチャードソンジリスが耳を掻いている (耳道腫瘤)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意ください。)






動物が耳をしきりに掻いている場合、その原因の多くは外耳炎です。
しかし、中には耳道の中に腫瘤ができてしまってかゆみを生じているケースもあります。
これは様々な動物種で見られる病気で、基本的に手術での切除が望ましいでしょう。
今回はリチャードソンジリスさんの耳に見られた腫瘤の例です。


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麻酔をかけて手術を行います。



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耳道の腫瘤を確認し、はがしていきます。





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その後、切除します。

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2017年10月01日

ミーアキャットの精巣が片方ない (潜在精巣)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意ください。)





男の子の精巣は左右に一つずつあるのが普通ですが、たまに片方(もしくは両方)の精巣が見当たらないことがあります。
これは潜在精巣や陰睾と呼ばれ、見当たらない精巣は鼠蹊部(足の付け根)やお腹の中に存在しています。
精巣は幼少期にはお腹の中にあり、時間の経過とともに体の外の袋の中に下がってくるのですが、これがうまくいかないと潜在精巣となります。
潜在精巣は犬では腫瘍化するリスクが高いために切除が望ましいとされています。
先日、ミーアキャットさんでもこの潜在精巣が見られたため、手術にて切除をしました。



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ミーアキャットさんのお腹。一見普通ですが・・・・。



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たまたまが片方しかありません。



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お腹の中から手術にて潜在精巣を無事摘出しました。

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2017年09月17日

トカゲのしっぽがカラカラになってきた (尾枯れ)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意ください。)





トカゲさんのしっぽにおこる病気として、尾がカラカラに枯れるように細くなってしまうことがあります。これは「尾枯れ」とも呼ばれており、内科的な治療にはあまり反応しないことが多いです。
細菌やカビの感染によって起こることもあれば、あまり原因がわからないこともあります。
尻尾を自分で切る種のトカゲさんであれば、尾を自切させる処置を行いますが、自切することができない種では、断尾手術が必要になります。




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尾枯れを起こしたフトアゴヒゲトカゲさんのしっぽ。
先端が細く枯れています。


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切除された尻尾。


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先端をきれいに縫合して、断尾手術は完了します。
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