2018年02月20日

犬2匹によるトイレ設置の妨害

こんにちは、おひさしぶりです、副院長です。

みなさんのおうちの動物さんはおトイレを覚えていますか?

うちのワンちゃん二人にはとうとうトイレを覚えてもらうことができませんでした。

まずはトイレを覚えてもらうべくトイレをケージの中や、よくそそうする場所に設置したのですが、なかなかそこでしません。
そうこうするうちに、日々進化することを忘れない諭吉くんが「ペットシーツって食べられる・・・!」と思うようになります。
ゆきちのトイレ.jpg

じゃあペットシーツが食べられないように、メッシュの覆いがついたトイレを設置すると今度は、巻き爪傾向のこぷりちゃんの爪が引っかかり、悲鳴をあげ、焦って無理に足をひいて爪が抜ける…

こぷつめトイレ.jpg


この辺りでトイレのしつけを諦めました。
ですが、時折決まった場所で粗相するようになるので、「もしかして覚えてくれる…?」と、淡い期待を抱き、そこにペットシーツを置いてみます。
すると、大抵場所を替えられたり、隅に寄せられたり、ゆきちが食べたりでまたトイレを断念し、
時が経ってまた規則性ができてくるとトイレを設置してみて断念するをくりかえしてしまいます。

その後は、いかにそそうをした時に簡単に掃除できるか人がアップデートすることになりました。
部屋一面に敷いていた絨毯はおしっこされても洗濯できないのではがしました。残念です。

一時期は部屋中にとにかくペットシーツを置いていました。よれよれのペットシーツが乱雑に散らばった部屋…汚いですよね。
さらに、諭吉のちょっとしたおしっこ漏れに対応してペットシーツを新しくしようと思うと頻繁にペットシーツを変えなければならないし、ペットシーツのわずかな部分のために1枚捨てるのがもったいなくて、ちょっとおしっこがついたくらいでは気にしない、という大変不衛生ですね、そんな生活時期もありました。
冬は絨毯の下にペットシーツを敷いて、ホットカーペットを設置していました。たまにホットカーペットまでおしっこが浸透してしまうこともあり、洗濯機では洗えないのでお水をかけて洗いますが、もちろんしっかり洗うことはできないので臭いは残ります。

では、とホットカーペットはつるっとした材質の、液体をこぼしても大丈夫なタイプにし、45cm四方のウォッシャブルな組み合わせカーペットを上に敷くようにしました。
現在これで落ち着いてはいるのですが、手間は結構かかります。
ウォッシャブルといえ、洗濯機で洗うと浮いてしまい結局洗えないので、お風呂場で1枚1枚手作業で洗います。
ゆきちくんはおしっこの量が多いので、よく組み合わせカーペットのつなぎ目からおしっこが下に広がり、表面から見た時より多くのカーペットを洗わなければいけないことが多く、
また、ふらふらとあるきながらおしっこをするので、かなりの枚数を洗わなければならなくなります。

おしっことの闘い.jpg

ゆきちくんにとっておしっこは立派なコミュニケーションツールなようで、不当な扱いを受けている…
人が帰ってきて、一緒にいられると思ったのにすぐまた出て行った、とか
いたずらをして怒られたときだとか、おしっこで訴えてきます。

心臓を悪くしたこぷりちゃんは利尿剤を服用していますし、腎臓の悪いゆきちくんがおしっこの量が多いのは仕方ないのですが、わずかな休憩時間がおしっこの清掃処理時間に消費されると心がやさぐれていきます。
ですので、頻繁に外でおしっこをしてもらうのですが、外でおしっこをしたばかりでも、嫌なことがあるとおしっこを出すのはなぜでしょう…
諭吉には「甘いものは別腹」のように「不満のときは別膀胱!」があって貯尿しているんだと、私たちは思っています。(※実際にはただ出し切ってないだけでしょうけれど)
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2018年02月06日

ハムスターのお尻から何か出ている、脱腸している (腸重積)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意下さい。)





ハムスターさんのお尻から何か赤いものが出ている場合、脱腸であることがほとんどですので、早急に病院に行きましょう。
ただし、出ている腸を単純に戻して治療終了となることはほとんどありませんので、注意が必要です。
そもそも、脱腸にはざっくり分けて2種類あります。
肛門のすぐ手前の直腸がでてしまう直腸脱と、もっと奥の腸管が出てしまうようなケースです。奥の腸管が出てしまう場合には、おなかの中では腸重積(腸管の中に腸管が入り込んで腸閉塞・血行不良や壊死をおこす状態)を生じているため、外から見える脱腸部分はその一部分にすぎません。
直腸脱の場合には、腸を戻してあげるだけでよいのですが、ハムスターさんの脱腸はほとんどの場合直腸脱ではなく腸重積です。
したがって、治療には外から見えている脱腸部分を戻すだけでなく、おなかを開けて腸を整復する手術をしなければなりません。
適切な治療がなされずに腸が出ている時間が長くなると、腸閉塞・腸への血行不良からどんどん状態が悪化し、急速に衰弱して死亡することが多い緊急疾患です。
しかし、適切に手術を行ったとしても、以前救命率は低いことが多いため、どのような治療をしていくか、獣医とよく相談しましょう。





無題.jpg
脱腸(腸重積)のジャンガリアンハムスターさん。お尻から腸が脱出しています。



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おなかを開けると、腸重積を起こし、腸が壊死しています。



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腸管吻合を行い、腸の再建手術を行いました。


ラベル:ハムスター
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2018年01月22日

デグーが涎を垂れている、食べづらそう (不正咬合、切歯・臼歯過長)

デグーさんは一見リスのような見た目をしていますが、分類的には大きく異なり、注意すべき特徴として前歯も奥歯も伸びる動物であるということが挙げられます。
伸びた歯は食事の際に歯同士がこすれて削れますが、これは自分で意図的に削っているわけではなく、繊維の多いものを食べているために結果的に削れて、ちょうどいい長さになっているのです。
したがって、ペレットや野菜を与えられすぎているなど、不適切なエサを長期間食べている場合、歯が伸びてしまい、かみ合わせが悪くなってしまいます(不正咬合)。

治療のためには歯を削る必要があります。


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前歯(切歯)のかみ合わせの悪いデグーさん。
デグーさんの前歯のかみ合わせのみが単独で悪くなることはまれです。
このような場合、奥歯のかみ合わせが悪くなった結果として前歯にも悪影響が出ていることがほとんどですので、必ず奥歯の検査を行います。




P5282045.JPG
伸びすぎた奥歯。

これらをうまく削り、治療を行います。
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