2017年10月29日

カメの甲羅が白くなっている、甲羅が臭う (甲羅の感染症、シェルロット)

カメの甲羅はカチカチと硬く冷たいので、一見無機質な印象を受けますが、骨と鱗からなる立派な臓器です。
したがって、膿んだり割れたりといった病気にも当然罹ります。
甲羅がばい菌に感染して膿むことをシェルロットと呼ぶこともあります。
甲羅の感染症は非常によく見られますが、ほっておくと敗血症につながったり、甲羅に穴が開いて肺炎になることもあり、最悪の場合死につながります。
早期発見で治療をすれば多くの場合治りますので、甲羅の色がおかしい・においがする・部分的にやわらかいなどの異常が少しでも見られたら早めに病院に連れていきましょう。




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重度の甲羅の感染症。甲羅には穴が開いてしまっています。




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別のカメさん。甲羅が深く膿んでいます。




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お腹側の甲羅の感染症。




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治療によって治りかけているシェルロット。


ラベル:リクガメ カメ
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2017年10月15日

リチャードソンジリスが耳を掻いている (耳道腫瘤)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意ください。)






動物が耳をしきりに掻いている場合、その原因の多くは外耳炎です。
しかし、中には耳道の中に腫瘤ができてしまってかゆみを生じているケースもあります。
これは様々な動物種で見られる病気で、基本的に手術での切除が望ましいでしょう。
今回はリチャードソンジリスさんの耳に見られた腫瘤の例です。


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麻酔をかけて手術を行います。



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耳道の腫瘤を確認し、はがしていきます。





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その後、切除します。

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2017年10月01日

ミーアキャットの精巣が片方ない (潜在精巣)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意ください。)





男の子の精巣は左右に一つずつあるのが普通ですが、たまに片方(もしくは両方)の精巣が見当たらないことがあります。
これは潜在精巣や陰睾と呼ばれ、見当たらない精巣は鼠蹊部(足の付け根)やお腹の中に存在しています。
精巣は幼少期にはお腹の中にあり、時間の経過とともに体の外の袋の中に下がってくるのですが、これがうまくいかないと潜在精巣となります。
潜在精巣は犬では腫瘍化するリスクが高いために切除が望ましいとされています。
先日、ミーアキャットさんでもこの潜在精巣が見られたため、手術にて切除をしました。



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ミーアキャットさんのお腹。一見普通ですが・・・・。



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たまたまが片方しかありません。



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お腹の中から手術にて潜在精巣を無事摘出しました。

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