2017年06月12日

フェレットのおちんちんが腫れている (皮膚腫瘍、腺癌)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意下さい。)




フェレットさんの体には様々な場所にできもの(腫瘍)ができることがあります。
そのなかでも、おちんちんの皮膚の付近にできものが生じた場合、注意が必要です。
おちんちんの周りのできものが腺癌であった場合、非常に悪性度が高く、転移しやすいことが知られています。
治療は基本的に手術による切除となりますが、できるだけ広範囲の切除が望まれます。
必要であれば、おちんちんの切除(陰茎切除)と尿道の開口部を変更する手術が実施されます。



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おちんちんに腺癌ができてしまったフェレットさんの様子です。



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腫瘍の切除と陰茎の切除に加え、会陰部(お尻の下の部分)に尿道を開く手術を行いました。



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抜糸後。排尿にも全く問題なく、きれいな皮膚が維持されています。
ラベル:フェレット
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2016年06月28日

フェレットが嘔吐している (異物摂取、毛球症、腸閉塞)

(本稿には手術写真があります。苦手な方はご注意下さい。)



フェレットさんは好奇心の旺盛な動物で、部屋中を探検して回り、様々なものを口にします。
そして時にそういったものを飲み込み、腸閉塞を起こすことがあります。
また、そういった悪癖を持っていない子であっても、自分の毛をなめて飲むことで胃の中に毛玉が形成され、それが胃より下部の消化器で詰まることがあります。
したがって、異物を食べる癖がないから大丈夫と安心していると、毛玉による腸閉塞が見逃されてしまいますので、注意が必要です。

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とあるフェレットさんの吐物。ほぼ胃液のみと出血成分からなり、腸閉塞が疑われます。


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当然フェレットさんの手術も血管・気管確保を行い、全身麻酔にて鎮痛管理をしっかり行います。


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異物によって以上に腫れあがって詰まった小腸。


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毛玉が摘出されています。
ラベル:フェレット
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