2016年10月19日

チンチラが開放骨折し、膿んでいる (断脚手術)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意ください。)









チンチラさんはとても活発で、その跳躍力で立体的な動きを得意とします。
まれにケージに挟まる、落下などを原因として骨折をすることがあります。
開放骨折で、なおかつ神経や筋肉の損傷がひどい場合、断脚手術が必要になります。


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重度の開放骨折。
神経断裂もあり、断脚手術が必要となります。



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術後写真。



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抜糸後。
チンチラさんは前脚の断脚手術には非常によく適応し、もう片方の足で器用に餌をつかんで食べます。回復後は言われなければ気づかないほど術前と変わらない運動機能を保持できます。
ラベル:チンチラ
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2016年08月24日

チンチラの顔が腫れている (チンチラの根尖膿瘍)

(本稿は手術写真を含みます、苦手な方はご注意下さい)





チンチラの歯は一生伸び続けますが、歯に関するトラブルも多く見られます。
歯のトラブルを持ったチンチラさんの顔が腫れてきた場合、歯の根元(根尖)にばい菌が感染して、膿の塊(膿瘍)が作られている状態であることが多いです。
このような場合、手術による膿瘍の摘出と抜歯を行います。



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右の下顎が腫れているチンチラさん。


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膿瘍の摘出


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抜糸後の皮膚。きれいになりました。
ラベル:チンチラ
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2016年08月02日

チンチラの便が出ない、食欲がない (腸閉塞)

(本稿は手術写真を含みますので、苦手な方はご注意ください。)








草食動物の腸閉塞はしばしば起こり、その原因は異物や自身の被毛の摂取によります。
特にチンチラさんはふわふわした毛がおなかの中でフェルト状に固まり、腸閉塞を引き起こします。
これはしばしば歯のかみ合わせが悪いなどの基礎疾患を持っている子で起こりやすいと思われます。




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小腸に閉塞した毛玉

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摘出の様子

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同時に胃の中にも毛玉が固まっていることが多いので、摘出

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草食動物の消化管は肉食動物よりも薄くデリケートなので、手術や麻酔にも気を使う必要があります。
血管を確保し、点滴と鎮痛剤、抗生剤などを投与し、麻酔のリスクを下げる努力が大切です。

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抜糸の際の様子。
術後問題なく経過し、元気になりました。

腸閉そくの特徴的な症状として、急な排便停止があります。
このような時には、すぐに病院に行きましょう。
ラベル:チンチラ
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