2016年08月10日

鳥のお腹が膨らんでいる、力んでいる (卵閉塞)

鳥類は卵で子供を増やしますが、雌は雄がいなくても卵を産みます。
雌にとって卵を産むことは体力のいる作業であり、しばしば卵が詰まってしまうことが起こります。
このような場合、投薬に反応がなければ、卵を出してあげなければいけません。

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卵が詰まったセキセイインコさん

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介助によって出された卵

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卵が詰まった別のセキセイインコさん

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やわらかい卵が粘膜に張り付いて詰まっていたため、摘出
カルシウム摂取不足が原因と思われました。


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卵が詰まったセキセイインコさん


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卵が大きな場合、割って摘出することもあります。

大切なのは、そもそも卵を産まないような(=発情しないような)飼育環境作りです。
そのためにはケージレイアウトや光や食事、湿度などに気を付けなければなりません。
常に卵を産んでいるような飼育環境は、卵詰まりに限らず、腫瘍などの雌性生殖器の疾患の発生率を大きく
向上させます。
女の子の鳥さんを飼われている方は、病気になる前の健診の際に、発情しない飼育方法について病院で学んでおきましょう。
posted by 小泉ネスト動物病院 at 00:00| 鳥の医学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月06日

セキセイインコの皮膚が荒れている (疥癬)

セキセイインコさんの皮膚ががさがさと荒れている場合、疥癬(ヒゼンダニ症)である可能性があります。
近年は衛生環境の向上から発生は減ってきたように思われますが、しばしば発生が見られます。


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疥癬のセキセイインコさん。
非常にフケが多く、かゆみを伴います。


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検出されたダニ。
治療は駆虫薬の投与を行います。
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