2016年10月05日

ウサギの耳が膨らんでいる (外耳膿瘍、耳根部膿瘍)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意下さい。)









ウサギさんは膿瘍(膿の塊)が様々な部位にでき、非常に治療に時間がかかる(もしくは根治しない)ことで有名です。
特に耳や顔周りの膿瘍の治療は時間がかかります。
耳に発生した場合、耳の壁の一部を切除する必要があります(部分耳道切除)。



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右耳の根元に発生した膿瘍。
ウサギさんの膿は非常に硬く、その周りに膿瘍の壁が厚く形成されているため、可能な限りそれらを切除することが望ましいとされています。



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切除後。同時に膿んでいる外耳壁を一部切除します。
膿瘍の完全切除が不可能である場合、きれいに縫うとまた膿が溜まってしまうため、傷は開いておき、術後に洗浄を繰り返します。


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傷はきれいになり、外耳の根元に開通部が形成され、膿の蓄積もなくなります。

ラベル:ウサギ
posted by 小泉ネスト動物病院 at 05:04| ウサギの医学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月01日

ウサギのお腹が腫れている (腎臓腫瘍)

(本稿は手術写真を含みます、苦手な方はご注意ください)





ウサギさんはしばしば腫瘍の発生が見られ、多くは子宮や皮膚の腫瘍ですが、まれに腎臓に腫瘍が発生します。
腎臓の腫瘍は巨大化する傾向があり、硬いしこりとなってお腹の中に触れます。
基本的に手術にて摘出する必要があります。


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手術前のお腹。非常に膨らんでいることがすぐにわかります。


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腎臓の腫瘍

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摘出された腎臓腫瘍。
腫瘍によって尿路がふさがれ、腎臓が機能不全となっていました。
ラベル:ウサギ
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2016年05月31日

ウサギの体にできものがある (体表腫瘤)

(本稿は手術写真が含まれますので、苦手な方はご注意下さい)


動物の体に発生するできものを腫瘤と表現します。

腫瘤は大きく分けて腫瘍性病変(いわゆる’癌’)と非腫瘍性病変に分かれます。

うさぎさんでは、膿瘍という膿がたまる状況が多く発生しますが、それ以外では悪性腫瘍が多く認められることが分かっています。





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うさぎさんの体に発生した腫瘍。
基本的に腫瘍は手術で摘出します。

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摘出後の腫瘍。

ラベル:ウサギ
posted by 小泉ネスト動物病院 at 12:27| ウサギの医学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする