2016年10月28日

ハリネズミの皮膚が腫れている (体表腫瘤)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意ください。)







ハリネズミさんは腫瘍の発生が多く、様々な部位に形成されます。
それらは巨大化して切除が困難になることが多い一方で、顔周りや足先などそもそも皮膚が少ない部位に形成されると、小さくても切除が難しくなります。
特にそういった部位に形成されたできものが悪性である場合、中途半端な切除は再発を招くため、十分な範囲をあらかじめ切り取らなくてはなりません。



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ハリネズミさんの左上顎皮膚にできた悪性腫瘍。
この部位は皮膚の面積が少なく、広範囲な切除が難しい場所です。


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十分に広く切除したのち、単純に縫うとお顔がゆがんでしまうため、前進皮弁形成というテクニックで皮膚を後ろから持ってきます。


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抜糸後。
適切な切除とともに、術前と変わらない表情を得ることができました。
ラベル:ハリネズミ
posted by 小泉ネスト動物病院 at 00:00| ハリネズミの医学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする