ウサギさんは膿瘍(膿の塊)が様々な部位にでき、非常に治療に時間がかかる(もしくは根治しない)ことで有名です。
特に耳や顔周りの膿瘍の治療は時間がかかります。
耳に発生した場合、耳の壁の一部を切除する必要があります(部分耳道切除)。
右耳の根元に発生した膿瘍。
ウサギさんの膿は非常に硬く、その周りに膿瘍の壁が厚く形成されているため、可能な限りそれらを切除することが望ましいとされています。
切除後。同時に膿んでいる外耳壁を一部切除します。
膿瘍の完全切除が不可能である場合、きれいに縫うとまた膿が溜まってしまうため、傷は開いておき、術後に洗浄を繰り返します。
傷はきれいになり、外耳の根元に開通部が形成され、膿の蓄積もなくなります。
ラベル:ウサギ