雌にとって卵を産むことは体力のいる作業であり、しばしば卵が詰まってしまうことが起こります。
このような場合、投薬に反応がなければ、卵を出してあげなければいけません。
卵が詰まったセキセイインコさん
介助によって出された卵
卵が詰まった別のセキセイインコさん
やわらかい卵が粘膜に張り付いて詰まっていたため、摘出
カルシウム摂取不足が原因と思われました。
卵が詰まったセキセイインコさん
卵が大きな場合、割って摘出することもあります。
大切なのは、そもそも卵を産まないような(=発情しないような)飼育環境作りです。
そのためにはケージレイアウトや光や食事、湿度などに気を付けなければなりません。
常に卵を産んでいるような飼育環境は、卵詰まりに限らず、腫瘍などの雌性生殖器の疾患の発生率を大きく
向上させます。
女の子の鳥さんを飼われている方は、病気になる前の健診の際に、発情しない飼育方法について病院で学んでおきましょう。