2016年05月31日

モルモットのできもの (乳腺腫瘍)


(本稿は手術写真が含まれますので、苦手な方はご注意下さい)




人間と同じように、動物にも乳腺腫瘍(いわゆる”乳がん”)が発生します。
通常、乳腺腫瘍は女の子に発生しますが、モルモットさんは男の子であっても乳腺腫瘍が発生しやすい非常にまれな動物です。
モルモットさんの乳腺腫瘍は手術による早期の摘出によって治療します。
時間の経過とともに巨大化したり、肺転移を生じるため、早期の摘出が大切です。

P5231688.JPG
モルモットさんであっても当然全身麻酔にて血管確保を行い、手術に臨みます。
モルモットさんは痛みに非常に弱いため、繊細な麻酔管理と専門的な術後管理を行う必要があります。

P5231690.JPG
乳腺の腫瘍。
通常、片方のみの腫瘍の発生であっても、通常と思われる乳腺も同時に摘出することがよいと思われます。
これは摘出せずに残された乳腺がのちに腫瘍化することが多いためです。
写真の男の子も、他の病院様にて右の腫瘤のみを摘出した1年後に、再び左乳腺が腫瘍化したため再度手術となりました。

P5231704.JPG
P5231710.JPG
切除後の乳腺と術後写真。
モルモットさんは傷を気にすることがありますので、縫合もそれに気を付けて行う必要があります。

ラベル:モルモット
posted by 小泉ネスト動物病院 at 12:52| モルモットの医学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする