みなさん、モルモットはどんな風に鳴くか知っていますか?
私がモルモットに惹かれたのはその「声」でした。
「ぷいぷいぷい…ぷいぃ!ぷいぃ!」
ペットショップでちょうど餌をもらう直前だったらしく、後ろ足で飛び跳ねて喜んでいました。
「何、このかわいい声!なにその踊り!かわいすぎる!」
そうして、悩むこと半年、就職する時にお迎えしました。
この初代モルモットの「もす男・ごんざぶろう」は毛のないモルモット、スキニーギニアピッグでした。
今はもうお亡くなりになっています。
ちなみに、1匹の名前です。
飼う前は「ごんざぶろう」にしようと思っていたのですが、
飼い始めると、すごく行動が もすもす していたので、「もす男」もつけたくなり…
結局、「もす」と呼ぶことが多かったですね。
スキニ―ギニアピッグは毛が無いとはいえ、日本で流通しているのは鼻や頭に毛が生えている子が多く、
もす男は茶色の体に黄色っぽい毛が生えていて、顔だけ見ると、テティベアのようにかわいい子でした。

体はべとっとした感じです。

就職して、一人暮らしを始め、誰もいない部屋に戻ると、私の帰宅に気づいてぷいぷい鳴くもす男。
別に、もす男は私をねぎらって鳴いているわけではなく、餌の催促で鳴いているだけなのですが、
私にとってはねぎらいだとか、「一人じゃないんだな」とかいう充足感をもらえていました。
ホラー映画や小説、夢などを見たあとでも、もす男ののんきな生活を見ていると、「大丈夫か」という気分になれました。
その後、モルモットを他にもお迎えします。
その中でも、もす男・ごんざぶろうは気のいい男の子で、先住者としてみんなとケンカするでもなく、
受け入れてくれる優しい子でした。
