2017年06月26日

モルモットが涎を垂れている、食べづらそう (不正咬合、切歯・臼歯過長)

モルモットさんは前歯も奥歯も伸びる動物です。
伸びた歯は食事の際に歯同士がこすれて削れます。
しかし、これは自分で意図的に削っているわけではなく、繊維の多いものを食べているために結果的に削れて、ちょうどいい長さになっているのです。
したがって、ペレットや野菜を与えられすぎているなど、不適切なエサを長期間食べている場合、歯が伸びてしまい、かみ合わせが悪くなってしまいます(不正咬合)。
治療のためには歯を削る必要があります。

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前歯(切歯)のかみ合わせの悪いモルモットさん。
モルモットの場合、前歯のかみ合わせのみが単独で悪くなることはまれです。
このような場合、奥歯のかみ合わせが悪くなった結果として前歯にも悪影響が出ていることがほとんどですので、必ず奥歯の検査を行います。

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不正咬合の症状の一つとして、よだれをよく垂れることがあります。


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伸びすぎた上あごの奥歯。


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伸びすぎた下あごの奥歯。


モルモットさんのかみ合わせは非常に繊細で、一度悪くなると歯を削ってもうまく食べられるようにならないこともよくあります。
よって、健康なうちから食事に気を付け、不正咬合にならないように予防することが最も大切です。
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2017年06月12日

フェレットのおちんちんが腫れている (皮膚腫瘍、腺癌)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意下さい。)




フェレットさんの体には様々な場所にできもの(腫瘍)ができることがあります。
そのなかでも、おちんちんの皮膚の付近にできものが生じた場合、注意が必要です。
おちんちんの周りのできものが腺癌であった場合、非常に悪性度が高く、転移しやすいことが知られています。
治療は基本的に手術による切除となりますが、できるだけ広範囲の切除が望まれます。
必要であれば、おちんちんの切除(陰茎切除)と尿道の開口部を変更する手術が実施されます。



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おちんちんに腺癌ができてしまったフェレットさんの様子です。



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腫瘍の切除と陰茎の切除に加え、会陰部(お尻の下の部分)に尿道を開く手術を行いました。



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抜糸後。排尿にも全く問題なく、きれいな皮膚が維持されています。
ラベル:フェレット
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2017年06月02日

もひぞうくんのご紹介

こんにちは、副院長です。

今年仲間入りしたウサギの もひぞう くんについてご紹介いたします。

もひぞうくんは昨年の5月生まれなので、ちょうど1歳を迎えたホーランドロップの男の子です。

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ショップで牧草も与えられていたのですが、ペレットの方が好きだったのかな?
今まで飼育してきた草食動物の中で一番牧草を食べません。
お迎えして4カ月、やっと牧草を食べる量も増えてきました。
ですが、うんちはずっと大小不同・・・大きすぎるのや小さい物、形も綺麗な丸状ではなく変な形のままです。
この4カ月の間に盲腸うっ滞を起こすこと3回、もっと牧草をしっかり食べてほしいところです。

最近はふわふわマットの隙間を作って直にフローリングに体をひっつけて伸びながら寝るのがお気に入りの様です。

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もひぞうちゃんはペレットが大好きですが、犬のこぷりもそのペレットが大好きで、もひぞうのケージの隙間から出てきたペレットをがんばって舐めとろうとしています。その間ももひぞうちゃんは一心不乱にペレットを食べています。
足ダンすることも無くなったので、こぷりもゆきちも もひぞうちゃんを怖がることは無くなりました。

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ちなみに、名前の由来は鼻をもひもひ動かすから「もひぞう」です。
ラベル:ウサギ
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