2016年06月28日

フェレットが嘔吐している (異物摂取、毛球症、腸閉塞)

(本稿には手術写真があります。苦手な方はご注意下さい。)



フェレットさんは好奇心の旺盛な動物で、部屋中を探検して回り、様々なものを口にします。
そして時にそういったものを飲み込み、腸閉塞を起こすことがあります。
また、そういった悪癖を持っていない子であっても、自分の毛をなめて飲むことで胃の中に毛玉が形成され、それが胃より下部の消化器で詰まることがあります。
したがって、異物を食べる癖がないから大丈夫と安心していると、毛玉による腸閉塞が見逃されてしまいますので、注意が必要です。

P6052190.JPG
とあるフェレットさんの吐物。ほぼ胃液のみと出血成分からなり、腸閉塞が疑われます。


P6052191.JPG
当然フェレットさんの手術も血管・気管確保を行い、全身麻酔にて鎮痛管理をしっかり行います。


P6052194.JPG
異物によって以上に腫れあがって詰まった小腸。


P6052197.JPG
毛玉が摘出されています。
ラベル:フェレット
posted by 小泉ネスト動物病院 at 00:00| フェレットの医学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月24日

ウーパールーパーの2人のご紹介

こんにちは、副院長です。

 今回はウーパールーパーの「ぬーちゃん」(マーブル)と、最近お迎えした「しらこまん」(リューシスティック)についてご紹介いたします。

 ぬーちゃんとしらこまんはどちらも3歳過ぎといったところです。
ぬーちゃんは本当に小さい頃にお迎えしたので、あんなに魚みたいだったぬーちゃんが、今では顔もごつごつしたおじさんになって、一般的な「かわいい」の範疇からは外れたな・・・と感慨深いですね。
思えば目玉の大きさは変わってないのかな~と思います。体が小さかった頃は相対的に目が大きく見えて本当にかわいい!って感じでした。体が大きくなるにつれて相対的に目が小さくなって・・・同時になんかごつごつしてきて・・・
ぬーちゃんの軌跡.jpg


しらこまんは、成長してから譲り受けました。元々の成長環境が好ましくなかったので外鰓が委縮、体の大きさは小さめです。だからか、大人とは思えない軽やかな身動きをします。エサを欲しがる時は上まで上がってくるのでむしろタイミングを合わせるのが難しいんです。
しらこまん.jpg
本当は上に浮かぶ姿を写真に収めたいんですがうまく撮れません。

しらこまんをお迎えした当初は、一人暮らしだった2人が同居することになって事故が起きないか不安だったのですが、それぞれシェルターでつかず離れず暮らしています。

肺魚さんとは違って、水温を16℃に保つために水槽用クーラーを設置しています。
室温よりだいぶ低いので、よく水槽の外側に結露がついてしまいます。
普段のお世話は、エサを目の前で落とすことと糞を取るくらいなんですけれど、水替えは大変です。

アクアリウムを作りたいと思ったときもあったのですが、異物を食べるウーパールーパーさんも多いので、怖くて大きな石しか置けていません。




posted by 小泉ネスト動物病院 at 12:35| 副院長の飼育日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月21日

ヒョウモントカゲモドキのお腹が腫れている (卵塞、卵詰まり)

(本稿には手術写真があります。苦手な方はご注意下さい。)

飼育下でのトカゲの女の子は卵が詰まりやすく、その原因は栄養バランスや飼育設備のミス、もしくは避けがたい気温や温度、日照時間の変化から来ています。

卵が内科治療によって出てこない場合、外科的に摘出することとなります。


P6022075.JPG
お腹の腫れたヒョウモントカゲモドキさん。難産で苦しんでいます。

P6022091.JPG
手術時の写真。大きな卵が体からでてきました。


P6022109.JPG
オペ後の写真。
次回の産卵を望まない場合、同時に卵巣と卵管の摘出(不妊手術)も行います。
posted by 小泉ネスト動物病院 at 04:02| トカゲの医学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする