2016年05月30日

チンチラがよだれを垂れている、食べづらそう (歯牙疾患)

チンチラは長い尻尾と器用な手先を持つ草食動物で、あの世界一有名なポケモンであるピカチュウのモデルになったという大変かわいい動物です。

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また、チンチラは長寿なことでも有名ですが、実際は飼育上のミスによりあまり長生きできないことも少なくありません。
一番よく見られる飼育方法の誤りは、食事として適切な牧草や青草などの繊維を与えていない、もしくはペレットを与えすぎているといったミスです。
チンチラは前歯および奥歯ともに生涯伸び続けます。この点を理解せずに上記のような食事をしていると、特に奥歯が適切に摩耗されずに伸び続け、うまく食べることができなくなったり、痛がってよだれを垂れるといった症状が発生します。
このような奥歯の伸びすぎは適切にカットし削ることで治療します。

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臼歯の伸びすぎによるよだれを垂れる症状。

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実際の口腔内検査の様子。向かって左の上の奥歯が棘のように伸びており、頬の粘膜を傷つけています。
チンチラの口腔は狭く小さいので、検査や処置をするには専用の機器や道具が必須です。

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カットした奥歯。小さな奥歯をうまくカットしたり削るには、テクニックが必要です。
ラベル:チンチラ
posted by 小泉ネスト動物病院 at 16:32| チンチラの医学情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウサギの血尿 (子宮疾患)

(本稿は手術写真が含まれますので、苦手な方はご注意下さい)




ウサギさんはペット動物の中でもずば抜けて子宮の病気が多いことが知られています。
典型的な症状はおしっこに血が混ざることですが、実際は血尿の原因は泌尿器ではなく子宮由来であることが多く認められます。

しかし、あまり症状を呈さずに巨大な腫瘤となることもありますので、女の子のウサギさんを飼育されている方は早期の避妊手術をすることをお勧めします。

避妊手術を実施することを望まれない飼い主様は、3~6か月くらいに1回は子宮の健診を受診されるとよいでしょう。子宮の病気は多くの場合、超音波検査によって発見することができます。




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子宮腺癌のウサギさんの術中所見。

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子宮腺癌と診断されたウサギさんの子宮。非常に腫れています。

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術後の閉腹後の所見。当院では避妊手術は1泊いただいており、基本的にカラーは付けずにお返しいたします。
もちろん、本人が傷を噛んでしまっても問題がない方法で縫合をいたします。

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