2017年11月12日

イグアナのおしっこが出ない (膀胱結石)

(本稿には手術写真が含まれます。苦手な方はご注意下さい。)




トカゲさんには膀胱がある種とない種が存在します。
膀胱がある種では、膀胱に結石ができてしまうことがあります。
爬虫類の膀胱結石は基本的には溶けることはありません。
また、排尿困難の原因となり、命にかかわる事態に発展することも少なくありません。
従って、可能な限り早めに摘出する必要があります。


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膀胱結石があるイグアナさんのレントゲン写真。矢印の部分に結石が見られます。



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お腹を開けると、膀胱が大きく腫れています。



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膀胱を切って、石ころを摘出します。



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摘出された膀胱結石。


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2017年10月29日

カメの甲羅が白くなっている、甲羅が臭う (甲羅の感染症、シェルロット)

カメの甲羅はカチカチと硬く冷たいので、一見無機質な印象を受けますが、骨と鱗からなる立派な臓器です。
したがって、膿んだり割れたりといった病気にも当然罹ります。
甲羅がばい菌に感染して膿むことをシェルロットと呼ぶこともあります。
甲羅の感染症は非常によく見られますが、ほっておくと敗血症につながったり、甲羅に穴が開いて肺炎になることもあり、最悪の場合死につながります。
早期発見で治療をすれば多くの場合治りますので、甲羅の色がおかしい・においがする・部分的にやわらかいなどの異常が少しでも見られたら早めに病院に連れていきましょう。




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重度の甲羅の感染症。甲羅には穴が開いてしまっています。




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別のカメさん。甲羅が深く膿んでいます。




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お腹側の甲羅の感染症。




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治療によって治りかけているシェルロット。


ラベル:リクガメ カメ
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2017年10月15日

リチャードソンジリスが耳を掻いている (耳道腫瘤)

(本稿は手術写真を含みます。苦手な方はご注意ください。)






動物が耳をしきりに掻いている場合、その原因の多くは外耳炎です。
しかし、中には耳道の中に腫瘤ができてしまってかゆみを生じているケースもあります。
これは様々な動物種で見られる病気で、基本的に手術での切除が望ましいでしょう。
今回はリチャードソンジリスさんの耳に見られた腫瘤の例です。


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麻酔をかけて手術を行います。



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耳道の腫瘤を確認し、はがしていきます。





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その後、切除します。

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